「何をやっても無駄・・・」
「行動したくない・・・」
そんな人はいるだろうか?
成長マインドセットという言葉をご存じだろうか?
失敗や挫折をしたらそれで終わりという事ではなく、
失敗や挫折をしないことこそが失敗という考えだ。
この対となる考え方に、固定マインドセットがある。
固定マインドセットは、結果が出なければそこで終わりという考え方だ。
【固定マインドセットになる理由】
固定マインドセットになる理由としてどのようなものがあげられるだろうか?
日本人は特に義務教育の関係で、大人から褒められるという経験は結果に対しての事が多い。
「試験に合格した」
「算数のテストで90点をとった」
「国から表彰された」
等。結果だけをみて、大人たちはほめたたえるのだ。
その結果、子供たちは結果を出さないと大人たちに褒められないという経験を積むことになり、
過程を評価されるという経験を積むことが少なくなる。
【固定マインドセットの何が問題なのか?】
固定マインドセットの問題として挙げられるのは、本人が努力をしなくなる恐れがあることだ。
その結果以下のような状態になるかもしれない。
・結果がでそうにないからそもそも努力しない
・無気力になる
・自己批判的になる
結果だけにこだわり続けると、精神衛生上悪影響がでてくる。
結果をコントロールすることは出来ないので、その状況によってブレブレになってしまうのだ。
【固定マインドセットを改善するには?】
もちろん結果をほめるなという事ではない。
ただ、「結果だけ」をほめない事が大事になる、結果が出た場合はその過程に対しても同時に褒めてあげるのだ。
戦略や選択に対しても同様に評価をしてあげよう。
周りから褒められる前に自分で自分をほめることが基本となる。
なぜなら、過程を周りから評価されるようにコントロールする事は不可能だからだ。
長年かけてつくってきたマインドなので、すぐに改善することは正直難しいだろう。
しかし、確実に脳の神経回路が成長マインドセットに変わってくる。
そうすれば、努力をする事自体にやりがいを覚えるようになる。
結果が大事というのは、一種の洗脳にすぎない。
結果>努力という図式が成り立つのは誰が決めたのだろう?
恐らく幼い頃から結果を求められてきた自分自身がきめたのではないだろうか?
・目標設定の仕方を変える
目標を設定する際に、結果を目標とすることが多いと思う。
「ブログを1日1記事更新する」
このような目標を立てると1記事更新できなかった時に挫折してしまう恐れがある。
そのため、
その目標と同時に行動量で目標を決める。
たとえば「ブログに1時間使う」などだ。
結果がでなくても、1時間の行動をすることが出来れば目標達成だ。
時間で管理するとだらけてしまう場合は、
「ブログの見出しだけ書く」などだ。
このように行動量の目標も同時に立てておくと挫折しにくい。
【まとめ】
今回は固定マインドセットと成長マインドセットについてお伝えした。
成長マインドセットになれば、努力が楽しいものになるだろう。
だがマインドセットを変更するには、長期的にかかる可能性がある。
そのため、今からできるものとして感謝や親切を習慣にすることをしてみては如何だろう?
感謝は眠る前に、感謝できることを3つ日記に書くだけでもよい。
また他人に親切にすることで神経症的な傾向のある人には特に、ポジティブな感情を感じる事が出来ると研究で結果がでている。
マインドの改善とともに平行して行ってみるとよいだろう。
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