近年話題の糖質制限。ダイエット効果や健康を目的とした方に大人気。
しかし、メリットにばかりメディアは取り上げがちで、デメリットに目を向けることが少ないように思います。そこで今回は、糖質制限のメリットとデメリットを私の体験ベースでお話していきたいと思います。
この記事を読めば、間違った糖質制限をせずにすみますよ。
近年話題の糖質制限とは?
糖質制限とは、一日に取る糖質の量を減らすことで、健康や、ダイエットに効果的な方法として知られています。
数多くの名医が糖質制限を進めており、日本でもブームとなっています。
実際に糖質制限をすると、どの様な効果があるのでしょうか?私が感じたメリットとデメリットを体験ベースで話してみたいと思います。
糖質制限によるメリット
1.日中の眠気がなくなる
みなさんは、白米や、パンなどの炭水化物を取ると、眠気を感じたことはないでしょうか?
眠くなる1番の要因は理由は、血糖値が乱高下するからです。特に白米や、小麦粉を使用したパンなど、精製された炭水化物は危険。
糖質制限には、一日5g以下の摂取から一食30g(お茶碗1杯の半分)まで様々な方法があります。
日本人の炭水化物(糖質)の摂取量は数十年前より減ってきているものの、割合としてタンパク質や脂質などの5大栄養素より多いです。
糖質制限をすることで血糖値の乱高下がなくなり、眠気を感じることが少なくなりました。
2.簡単にダイエットができる
糖質を制限することで、炭水化物の摂取量が減り、脂肪に変わることがなくなります。
炭水化物を減らす分、体重増加はしずらくなります。
そのため、ダイエットを目的として考えている人には特におすすめです。
3.パフォーマンスが上がる
眠気がなくなることとほぼ同義ですが、日中の眠気が少なくなることで、仕事のパフォーマンスが爆上がりします。
生産性が高くなり、一日が少し長くなっている様な体感をしました 。
特に仕事をしている方で、昼食後の眠気は死活問題だと思います。
糖質制限によるパフォーマンスの向上は嬉しいものです。
糖質制限におすすめの食材
ここからは実際に糖質制限におすすめの食材を紹介していきます。
・野菜類
野菜類は基本的に糖質が少ないです。特に野菜の中でも、葉野菜で緑が濃いものは糖質が低くおすすめです。
ただし、根菜類(レンコン、サツマイモ、じゃがいも)などは糖質が高いので気をつけましょう。
・肉類・魚類
牛、羊、豚、鳥問わず糖質が低いです。ご飯の代わりのメインディッシュとして活躍します。
ハーブや、スパイスを加えると味が変わるので飽きることもなく糖質制限をすることができます。
・卵
卵は糖質が低い上に他の栄養素が豊富です。いろいろな料理に代用でき、コンビニなどでも簡単に手に入ります。使い勝手が良く、糖質制限中は必須食材と言えるでしょう。
・豆類
豆腐や、豆乳なども糖質制限におすすめです。タンパク質が豊富で、豆乳ヨーグルトなども販売されています。絹ごし豆腐は比較的糖質が高いですが、木綿豆腐であれば煎って、ご飯代わりにすることもできます。
・海藻類
海藻類も比較的糖質が低いです。ミネラル豊富なので、食物繊維もあるので積極的に取りたい食材です。
・チーズ・ナッツ類
完食として食べるなら、チーズやナッツ類がおすすめです。ただし、ナッツ類の中でもカシューナッツやピスタチオは糖質が高め。クルミやマカダミアナッツなどは基本的に糖質は低めなので、おすすめです。
糖質制限の危険性
巷では、糖質制限がブームですが、もちろん糖質制限が向いていない人もいます。
さらに今では、糖質制限の危険性を訴えている専門家も増えています。ここではどの様な人に糖質制限が向いているのかお伝えしていきます。
1.短期的に痩せたい人
糖質制限は、短期的にダイエットを行う予定がある人に向いています。長期的なダイエットは、栄養バランスの偏りがでます。また、全体的なカロリー摂取量が減っているだけなので、痩せているという意見もあります。
私自身が糖質制限をした時は、栄養バランスの偏りから、頭が働かない(低血糖症)と呼ばれる症状に陥ることがありました。一人で糖質制限を実行することは、危険が伴う場合もありますので、専門家の指示の元に行うと良いでしょう。
2.メンタルに不安がある方
糖質制限はメンタル疾患を抱えている方や、ネガティブな感情を持ちやすい人には向いています。藤川徳美さんという方、精神科の医師は、糖質制限(タンパク質が豊富な食事で糖質はほとんど取らない)で、うつ病や発達障害の人が著しく脳の機能を向上させた実績を持っています。
3.柔軟性がある方
糖質制限は完璧主義の方にはおすすめできません。なぜなら、糖質制限がストレスになってしまうからです。ストレスになってしまうと食事自体が楽しくなくなっていきます。義務感で糖質制限をすると辛くなるだけです。
糖質制限まとめ
糖質制限は、短期で行う分には害を被ることは、比較的少ないです。一日が生産的に過ごせるというのはとてもメリットが大きいです。
ただし長期に渡っての糖質制限は、体質により不調になることもあります。また、健康的な糖質制限を心がけると、今まで炭水化物で取っていたカロリーを他の栄養素で補うことになり、食費がかさむと言うことも。
まとめると、糖質制限にはメリットもデメリットも存在します。自分で体調管理ができる人であればとても魅力的な食事方法です。
ぜひ、メリットデメリットを把握した上で、糖質制限を始めて見てはいかがでしょうか?
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